久高島/沖縄・知念村
2010年 03月 26日
もう一ヶ月もたつけど。
沖縄旅行のメイン。久高島の思い出です。
沖縄本島の南の方、太陽が登るところに浮かぶ久高島。
周囲8キロ。南の港から北の断崖まで3キロほどの細長い島。
日に6往復、安座間港(あざまこう)から船が出ています。
港に着くと、ガイドさんが迎えに来てくれました。
島の出身の男性、60歳くらいかなぁ。
若い頃は東京で働いていたけど、島に戻りガイドなどの仕事をしているんだって。
ボロボロの軽のバンで、ゴトゴトと細い道を進むわたしたち。
久しぶりの晴天。日差しの強さは初夏なみ。
ガイドさんが帽子を貸してくれました。
「今日は島のお祝いの日なんです。13歳と60歳の。
神事ではないので、入れない場所はないんですけど、
2時間なので、主要なところだけ行きますね」
そう。イリールームの居心地がよすぎて、
島に渡る時間を遅らせたので、ツアー時間が短くなってしまったのです。
最初に連れて行ってもらったのは「イシキ浜」。
ニライカナイから神様を乗せた船がやってくる場所だそうで、
島だけでなく、琉球王国にとっても大切な神聖なところ。
五穀が入った壷が流れてきて、それから久高島、沖縄本島へと穀物が広まったとされる伝説の場所なんだって。
ニライカナイ、は久高島ではニラーハラー。
東のはてにある神の国のことだそうです。
人の魂はニライカナイからやってきて、体が滅びると魂はニライカナイに還ると信じられているそう。
極楽浄土とはちょっと違うんだろうな。
命の源であり、信仰の象徴であり、というかんじなのかなぁ。
12月の「ウプヌシガナシー(健康祈願)」という大きな祭祀のときには、
ここでノロや神女(かみんちゅ)という女性たちが神様にお祈りを捧げるんだって。
ただ、今はノロと呼ばれる人はいなくなり、
以前は40名近くいた神女も7名になり、祭祀も簡略化されてるみたいなんだけど。
ガイドさんはそういう現実を淡々と語るんだよね。
寂しいとか、どうにかしきゃみたいな焦りとかはなくて。
時代と共に変わっていくものを、そういうもの、と受け入れるだけみたいな雰囲気が
なんだかとっても大きなものに感じました。
それでも家ごと、親戚探知、そして島をあげての祭が毎月いくつもあって
大きな祭の時には、島に住んでいない人も帰ってくるんだそう。
島での神様へのお願い事は、まずは健康祈願、家族の無事が第一というシンプルなもの。
次に豊作などの豊かさ、安全とか。
神様にお願い事をしたら、願いっぱなしにするのではなく、
必ず感謝をするんだって。かなう、かなわないは別にして。
真っ白い砂浜。
頭の中も真っ白になる。
海の向こうに、ニライカナイが見える気がするなぁ。
星の砂じゃなくて、これは太陽の砂なんだって。
「あーーー!!ごんたの大好きな棒があった!」
さらさらの浜に流れ着いた木の枝を気に入ったごんた。
でも、もって帰ることはできないのです。
ここにあるものは、砂も植物も波も、すべて神様のもの。
だからせっかく見つけた太陽の砂も持ち帰ったりしたら、
返しに行く夢を見たりするんだって。
というのをダンナがくどくどと説明・・・
理解したのか、「神様にどうぞ~」とおいてきてくれました。ほっ。
続いて、車に乗って島の最北端へ。
といっても2キロ先だからほんの5分くらい。
真っ白い一本道。ゴトゴト揺れる車の中で、びしょびしょのズボンをお着替え。
ついたのは「カベール」という岬。
琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨ(アマミク)が初めて降り立ったと言われてる場所なんだそう。
「お父ちゃんの車と、一緒やなぁ」
ガイドさんのは白い軽のバン。
ウチのは、シルバーのワゴン。ぜんぜん違うんだけど??
「おおおおお!!!ほんまや!!!!ナンバーが!!!」
なな、なんと。
ナンバーの4桁が一緒なんだって。
子供の記憶力って不思議なところで発揮されるんだね。
ロマンスロード。
対岸には首里城。
沖縄で最高の聖地とされるフボーウタキ。
景色はとっても素敵だけど、
ごんたが転がり落ちそうで、私もダンナもガイドさんもヒヤヒヤ。
あらゆる場所でごんたがはしゃぎ回るので、あっという間に時間オーバー。
回る予定だった場所もあきらめて、港へ。
おなかペコペコ。
ソーキそばと、もずくのてんぷら。絶品でした。
船を待つ間、港のそばのビーチへ。
どんだけ遊ぶねん・・・。
帰りの高速船。おやつを食べながらウトウト・・。
さぁ。本島に戻ったら、カヌチャベイへ!続きはいつかまた。
沖縄旅行のメイン。久高島の思い出です。
沖縄本島の南の方、太陽が登るところに浮かぶ久高島。
周囲8キロ。南の港から北の断崖まで3キロほどの細長い島。
日に6往復、安座間港(あざまこう)から船が出ています。
港に着くと、ガイドさんが迎えに来てくれました。
島の出身の男性、60歳くらいかなぁ。
若い頃は東京で働いていたけど、島に戻りガイドなどの仕事をしているんだって。
ボロボロの軽のバンで、ゴトゴトと細い道を進むわたしたち。
久しぶりの晴天。日差しの強さは初夏なみ。
ガイドさんが帽子を貸してくれました。
「今日は島のお祝いの日なんです。13歳と60歳の。
神事ではないので、入れない場所はないんですけど、
2時間なので、主要なところだけ行きますね」
そう。イリールームの居心地がよすぎて、
島に渡る時間を遅らせたので、ツアー時間が短くなってしまったのです。
最初に連れて行ってもらったのは「イシキ浜」。
ニライカナイから神様を乗せた船がやってくる場所だそうで、
島だけでなく、琉球王国にとっても大切な神聖なところ。
五穀が入った壷が流れてきて、それから久高島、沖縄本島へと穀物が広まったとされる伝説の場所なんだって。
ニライカナイ、は久高島ではニラーハラー。
東のはてにある神の国のことだそうです。
人の魂はニライカナイからやってきて、体が滅びると魂はニライカナイに還ると信じられているそう。
極楽浄土とはちょっと違うんだろうな。
命の源であり、信仰の象徴であり、というかんじなのかなぁ。
12月の「ウプヌシガナシー(健康祈願)」という大きな祭祀のときには、
ここでノロや神女(かみんちゅ)という女性たちが神様にお祈りを捧げるんだって。
以前は40名近くいた神女も7名になり、祭祀も簡略化されてるみたいなんだけど。
ガイドさんはそういう現実を淡々と語るんだよね。
寂しいとか、どうにかしきゃみたいな焦りとかはなくて。
時代と共に変わっていくものを、そういうもの、と受け入れるだけみたいな雰囲気が
なんだかとっても大きなものに感じました。
それでも家ごと、親戚探知、そして島をあげての祭が毎月いくつもあって
大きな祭の時には、島に住んでいない人も帰ってくるんだそう。
島での神様へのお願い事は、まずは健康祈願、家族の無事が第一というシンプルなもの。
次に豊作などの豊かさ、安全とか。
神様にお願い事をしたら、願いっぱなしにするのではなく、
必ず感謝をするんだって。かなう、かなわないは別にして。
頭の中も真っ白になる。
海の向こうに、ニライカナイが見える気がするなぁ。
星の砂じゃなくて、これは太陽の砂なんだって。
「あーーー!!ごんたの大好きな棒があった!」
さらさらの浜に流れ着いた木の枝を気に入ったごんた。
でも、もって帰ることはできないのです。
ここにあるものは、砂も植物も波も、すべて神様のもの。
だからせっかく見つけた太陽の砂も持ち帰ったりしたら、
返しに行く夢を見たりするんだって。
というのをダンナがくどくどと説明・・・
理解したのか、「神様にどうぞ~」とおいてきてくれました。ほっ。
続いて、車に乗って島の最北端へ。
といっても2キロ先だからほんの5分くらい。
真っ白い一本道。ゴトゴト揺れる車の中で、びしょびしょのズボンをお着替え。
ついたのは「カベール」という岬。
琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨ(アマミク)が初めて降り立ったと言われてる場所なんだそう。
「お父ちゃんの車と、一緒やなぁ」
ガイドさんのは白い軽のバン。
ウチのは、シルバーのワゴン。ぜんぜん違うんだけど??
「おおおおお!!!ほんまや!!!!ナンバーが!!!」
なな、なんと。
ナンバーの4桁が一緒なんだって。
子供の記憶力って不思議なところで発揮されるんだね。
ロマンスロード。
対岸には首里城。
沖縄で最高の聖地とされるフボーウタキ。
景色はとっても素敵だけど、
ごんたが転がり落ちそうで、私もダンナもガイドさんもヒヤヒヤ。
あらゆる場所でごんたがはしゃぎ回るので、あっという間に時間オーバー。
回る予定だった場所もあきらめて、港へ。
おなかペコペコ。
ソーキそばと、もずくのてんぷら。絶品でした。
船を待つ間、港のそばのビーチへ。
帰りの高速船。おやつを食べながらウトウト・・。
by u-rararara
| 2010-03-26 02:01
| たび